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     漂 泊 の 時  悲歌      −ひろがる波紋のように−

 

        あなたの心の湖に投げ入れられたちっぽけな石は      

        繰り返す悲しみの波紋を残して
 
          ひらひらと沈んでいった
 
          波もいつしか静まり、そん日があったことも

        あなたは忘れてしまうだろう
 
          しかし

        いつか、きっと

        苦しみや悲しみで立ちすくんだ時
 
          暗黒の湖の底から
 
          ほのかに光りますように

        ちっぽけな石が宝石となって

        あなたの心で輝きますように
 
    
                                            by 神子が谷
  


 


 


                  作 品 集

☆ 雪の降る日に
☆ いつか、旅に
☆ 君と会えたら
☆ ボックスシート
☆ 諏訪の湖
☆ キャンドルグラス
☆ 幻影(想いのままに)
☆ やさしい時代
☆ 童謡・諏訪の湖

 

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